なぜ自分が鬱病に...2-鬱病の体と心の症状-
こんにちは!
前回こんな自分語りな記事を書きました。
その続きを書ていきます。今回は自分が経験したうつ病の体と心の症状に関してです。
上記の記事でも書いた通り、僕は大学編入後の理想と現実のギャップにやられ鬱病を発症してしまうわけです。
その時の状況を申すこし具体的に話すと、大学編入後は高専のシラバスと大学のシラバスでは大きな違いがあり、スムーズに単位認定が進みませんでした。結果、多くの単位認定のテストを強いられ、その為に毎日16時間以上勉強し睡眠時間は平均2時間/月という生活を送りパンクしました。
この中で「同期のみんなは勉強している内容なのに自分だけやってない」「先生に馬鹿にされる」といったような感情が生まれ、過去のことからも「自分は報われない」となってしまったことが発病の原因です。
私は結果的に自殺未遂を行ってしまいます。そこまでの体や心の変化を書いていきますがその前に!
(僕の場合は)
心より先に体が壊れ始める!
これを前提に読んでいただけると幸いです。
鬱病発症前
・体
最初に現れたのは高熱
単位認定試験の勉強で疲れはてて睡眠時間もろくに取れない生活を行っていたためまず体にガタが来ました。39度近い高熱が1週間ぐらい続き非常に体がだるかったのを覚えています。しかし、テストを休むわけにもいかず体に鞭を打って勉強していました。
いま思えばこの段階で脳がブレーキをかけたんだと思います。
・心
もうこんなしんどいことやめたい...という気持ちでいっぱいでした。ただこのテストを落とせば留年するという恐怖感が支配的でした。特に自殺につながるようなことは考えませんでした。
鬱病と疑い始めた時
・体
ただでさえ短い睡眠時間がさらに短くなり、挙句の果てには眠ることができなかったり、寝ることができても魘されて起きてしまうことが多くなりました。
ある日から食べ物の味がわからなくて来ました。最終的に何を食べても無味になってしまいました。冷凍パスタのカルボナーラを食べて無味だった時は本当に気持ち悪くなりました。
味覚障害が起こったあと、食事というものが嫌になり何も食べなくなってしまいました。1週間で7kgぐらい体重が落ちたと思います。
・心
ひどい劣等感と負の感情ループ
認定テストでいい点が取れなかったり、疲れて寝落ちし勉強時間が少なくなったときに自分を責め立てるようになりました。そこから自分の過去のつらかったことに焦点を当て、「あの時も...自分は不幸だ...ダメ人間で価値なんかない...頑張っても報われない」という風に負の感情がループし抜け出せなくなりました。
他人が異常にうらやましく感じ、自分だけが不幸だと考える
「あいつはいいな...自分なんて...」といった感じ。前を歩く見知らぬ人達が笑顔で話していると「なんで自分だけこんなに不幸なんだろう」といったように、楽しそうにしている人を見ると辛くなる。
鬱病だと認知した時
・体
何もないのに突然涙が出る
大学からの帰宅途中で涙が出てきたり、玄関に入った瞬間、泣き崩れたり...
「なぜ泣く?」という場面で泣いてしまいました。
パニック障害発病
大学の教科書や課題、認定テストという言葉を聞いた時に嘔吐したり泣きわめいたり過呼吸になり意識を失ったりしました。結果的に大学には行けなくなってしまいました。パニック障害はこの後2年間続きました。
・心
死に場所を探す
このころから外を歩けば、自殺ができる場所を探していました。「あのベランダから飛べば死ねそうだ」「ここで車道に飛び出せば死ねる」「駅のホームから...」のように。
自殺が多い場所で引き込まれたといったような言葉を聞くことが多いですが、本当に引き込まれるんだと感じました。(死ぬことに対してアンテナ張りすぎが原因です)
死にたいけど死にたくない
こんな状況になっても死ぬことは本当に怖いことということに変わりはありませんでした。また自分も報われたいという気持ちはありましたし...消えたいが一番近いと思います。
周りの人間も自分と同じ命?
周りの楽しそうに過ごす見知らぬ人に対して「前のこの人も刺せば死ぬのかな?自分と同じように」ととんでもないことを考え始めました。
このころから、そんな事を考える自分が怖くて家から出るのが怖くなりました。
発病後
ここから主に心に関してです。
過去の嫌な経験を恨む
過去の嫌な経験、僕であればサッカーでの膝の怪我のことや女性恐怖症になったことなど...自分の嫌な経験嫌なところ全てを恨みました。
病気が良くなるどころか悪くなっていきました(汗)
友人たちの何気ない言葉やSNS投稿に嫌気がさす
友人たちのテストやレポートが難しいなど、今日はみんなでタコパなど...あらゆるところで嫌気がさし全てのSNSを辞めました。
こうなった理由は一言
「僕も普通に過ごして、皆と同じようにそんな会話やらなんやらやりたっかった...」
この経験から普通に過ごせることがどれだけ幸せかを学びました!
病気になると当たり前なことができなくなってしまうというのを痛感しました。
周りの励ましの声にキレる
母の「変れるなら変ってやりたい」という言葉には「そんな非現実的なこというな!」とキレたり、友人が「頑張れよ」と言ってくれた時には「もう十分頑張っとんや!ふざけんな!!」と怒鳴り...相手は善意で言ってくれただけなのに怒ってしまうことは多々ありました。
以上が僕が鬱病になった時の症状例です。
こう思うと人間はすごくよくできていて、
心が壊れる前に何かの危険信号を体に与える
と感じました。
僕も高熱から始まりました。
健やかな心はまず健康的な体から!という教訓を得ました。
この記事がここまで読んでくださった方の何かの参考になるのであれば幸いです。